FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

英文契約 (2)契約の解除 (Termination)

契約の解除 (Termination)

契約の解除には、双方の合意による解除と一方的な解除があります。両当事者の合意による契約の解除は紛争にならないのですが、問題になるのは一方的な解除です。

これには、(1)一方が契約上の取り決めに違反し、相手から書面による警告を受けても一定期間内に是正しなかった場合、(2)当事者の破産もしくは、破産を申し立てられたとき、(3)会社の清算もしくは会社が管財人の管理下に入ったとき、(4)一方が契約上の事業を営むために必須の資産の全部もしくは重要な一部を処分もしくは喪失したとき、(5)いずれかの当事者である会社の支配権の予期せざる変更等で、これらを明確に契約解除の事由とするためには明示的に契約書に謳う必要があります。

ただし、日本法を準拠法とする場合は、民法540条以下に明文化された規定がありますから、詳細な規定を敢えて作成する必要はありません。
(この項終り。次回は「不可抗力(Force Majeure)」です。)、

スポンサーサイト

テーマ : ビジネス - ジャンル : ビジネス

英文契約書 (1) 契約期間 (TERM)

契約期間 (Term)

契約の始期と終期を定める期間タイプものと、履行期限を定める期限タイプがあります。この条項は継続する取引のリスクの管理と、当事者の法的地位を安定させるために、重要な部分ですが、それは国内取引でも同じことで、ことさら英文契約書であることを意識する必要はないと考えられます。

実務上、継続するビジネスの「契約期間」の取り決めに「自動延長条項」を附属させ、契約期間満了の一定期間前に、当事者の一方が他方に対して更新拒絶の通告をしない限り、その契約は同じ条件で更新されるという決まりを設けることは一般的に行われています。
また「協議条項」を設け、契約満了前に契約期間中に実績などについて、当事者間で話し合い、この後の方針を決められるようにする考え方も在ります。
(この項終り。次回は「契約の解除 (Termination)」です。)

テーマ : ビジネス - ジャンル : ビジネス

英文契約書 全体の構成と一般条項 

今日は。
今回から暫く継続して、英文契約書の解説を致します。

英文契約書の一般的な構成は、下記のようになっています。

1. 表題
2. 頭書
3. 前文
4. 定義条項
5. 実質条項
6. 一般条項
7. 尾部
8. 附属文書

このなかで、どの契約にも必要とされるのが一般条項です。
一般条項に、具体的には、契約期間 (Term)、契約の解除(Termination), 不可抗力(Force Majeure), 秘密保持(Confidentiality), 変更(Amendment)、完全なる合意(Entire Agreement), 税金(Tax), 譲渡(Assignment), 紛争の解決(Settlement of Dispute), 準拠法(Governing Law), 権利の放棄(Waiver), 通知(Notice), 分離条項(Severability) 等が含まれます。正式文書に使用する言語(Language)を規定することもあります。これ等の各条項について、余り間をあけないで解説して参りますので、興味のあるかたは、このブログを定期的にご訪問下さい。(続く)

テーマ : ビジネス - ジャンル : ビジネス

米国から侮蔑された首相 (PART III) 

前回の続きです。)
日本では近世に2回、大改革が行われ、結果はいずれも成功裏に終わっています。一つは明治維新であり、もう一つは、敗戦(1945年)です。 いずれも、国家のリーダーが全面的に交代し、若返りました。 敗戦のときは占領軍総司令部の命令で旧職業軍人、官僚(主に警察関係と台湾、朝鮮、満州の統治に関与した人々)、政界、産業界、教育界、言論界など多く分野で戦前、戦中に指導的地位にあった人たちが、国家主義的国策への実際の関与とは無関係に職場から追放されてしまいました。
この結果、下の世代の人たちが、心の準備もないままに、否応なく責任ある地位に着きました。 企業では、源氏鶏太氏の小説で「三等重役」と揶揄された従業員兼務役員(取締役XX部長など)所謂サラリーマン重役が誕生しました。朝鮮戦争、ベトナム戦争などの追い風があったとはいえ、この階層の若い経営者と起業家が戦後の高度成長の牽引車となったことは紛れもない事実でしょう。(時流にのって昇進し、高い地位に着いたサラリーマン経営者が、勲章を貰いたくて業界団体の役職を兼任して、80歳を過ぎても引退せず、老害と陰口をされたなど、笑えない話もありました。)
歴史に学べば、指導者層の若返りは国の意思決定機構を様々なしがらみから解き放って、正常化する一つのアイディアであることは間違いありません。
選挙で選ばれる政治家は、その国民の民度を反映していると昔からいわれています。 次の選挙で、国民の知的レベルが問われます。(完結)

テーマ : このままで、いいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。