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Minutes of Meeting

今回も前回に続き英文契約の用語解説です。
今回は契約が締結される前の協議でしばしば作成されるMinutes of Meeting についてお話お話しします。契約は通常、一度に総てが決まるわけではなく,何回も相手と協議をして細部を詰め、その細切れの合意の積み重ねを纏め上げで行きます。そのため、会議の席で出席者の中の誰か指名された人が議事録のメモ取りをし、会議の後 Minutes of Meetingをタイプをすることになります。当事者のどちらが担当してもよいのですが、私の駆け出しの時代は、タイピストなどのマンパワーとタイプライラーを持つホーム・チームがこの役割を担うことが多かったように思います。昨今はノートパソコンが普及しているので、物理的な制約はもはやなくなったと考えられます。形式は任意ですが、一般的にはタイトルをMinutes of Meeting とし、当事者双方の会社名、会議の題目、日時、場所、出席者のそれぞれの個人名、役職等を書いて、それから「The followings are the matter discussed and agreed.」などの前置きに続いて、合意されたこと、保留となったこと等を箇条書きにして、各行の右端に 「Action required by」の欄を設け、保留になっている件を回答すべき立場にある当事者の社名と担当者名とその日限を記入します。ここに実務の担当者と日限を入れさせることは、大変有効なビジネス促進ツールとなります。しかしこれは諸刃のやいばですから、自分の側にも、ペンディング事項があれば、それをクリヤーにさせられるプレッシャーがかかることは言うまでも在りません。最後に当事者双方の出席者全員、もしくは出席者中最上席の人がサインします。Minutes of Meetingは議事録ですが、内容次第では、契約の一部と解釈される危険性がありますので、署名する方は、「Subject to top management approval」(会社の上席役員の承認を条件として) とか「For record only」(記録のみ)等の但し書きを付けて、Minutes of Meetingが目的(事実の記録)を逸脱し、契約書の一部として、1人歩きしないように注意することが肝要です。尚、Minutes of Meeting とConference Note は同義です。
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Agreement と Contract

今回は英文契約の用語解説です。
まずagreement とcontract の違いについてご説明します。我が国では相対する二人以上の当事者が合意することによって、権利義務の関係をつくりだす法律行為を契約ということになっています。一定の様式・手続きを踏むことを必須と定めためた例外(例えば婚姻) はあるにせよ、合意(agreement)と契約 (contract) は同義と考えてよいでしょう。殆どの場合、様式を問いません。 口約束でも契約は成立します。しかし英米法の下では、contract は agreement のうち、法による強制が可能 (enforceable by law) で約因 (consideration)があり、且つ書面化されたものを指します。約因とはその合意を履行することによって、当事者相互に見返りがあることで、例えば、父親が息子に、「大学入試に受かったら自動車を買ってやる」と約束しても、それは一方的な父親から息子へ利益供与なので英米法では、contract と成り得えません。
尚、書類の名称は契約の効果に影響を及ぼしません。タイトルはAgreementでも実質はContractであるという事例は枚挙に遑がありません。

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オリンピック終了 

今日は。
冬季オリンピックが閉幕しました。日本選手の健闘を讃えたいと思います。その一方で、好成績をおさめたスケート以外の種目で、次代の選手の育成が進まず、世界のトップとの差が次第に大きくなっている事を憂慮せずにはいられません。スポーツが強くなるためには、予算措置を含めた国家としての方針を明快に示す必要性があると感じます。もう一つの問題はスポーツ界の各競技団体の古い体質です。ここで要職に就いている人達の多くは、自分の競技団体だけでしか通用しない内向きの権威と政治力に長けた長老で、国際的な調整能力や指導力は皆無に等しいと見受けられます。嘗てアマチュア・スポーツ全盛の時代には、指導者や役員、裏方は手弁当のボランティアでした。この時代には世話好きで暇のある人にお願いをして引き受けてもらった役割が、スポーツのトップレベルがプロ化して金銭が絡むようになり、競技団体の役員は美味しいポジションに変わってしまったのでしょう。もともと能力があって役職についた訳ではないので、世界との競争が先鋭になる過程で幹部の能力不足が目立ってきたのだと思います。国が強化費を出したとしても、このような団体幹部の人達が配分権を握っていて、中抜きをする構造があるとすれば大問題です。今回、選手の数より役員の数が多い日本選手団の構成に違和感を感じたのは私だけでしょうか。

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